バイナリーオプションはHIGHかLOWの2択の勝負であるがゆえに、ギャンブルという認識が強い印象があると思います。
一般的に運任せで勝負をするものをギャンブルと呼ぶ傾向にあるので、その認識は間違っていませんが、見方を変えればバイナリーオプションをギャンブルと断定することはできないのではないでしょうか?
というのも、チャートの流れを読み解き、様々な分析に基づいて取引すれば、五分五分のギャンブルではなくなるからです。
今回はトレーダーの多くが目にするローソク足を元にした分析方法を紹介します。
それぞれの特徴を掴めれば相場の流れを読むこともできるので、トレーダーを目指す方ならぜひ覚えておきましょう。
ローソク足とは?
ローソク足はチャート上に表示されている四角いボックスのことで、価格がどう流れているかを知るのに便利なシグナルです。
主にローソク足は四角いボックス部分の実体と、上下に伸びている棒線部分のヒゲで構成されており、価格の流れで様々な形状になります。
チャート分析においては実体とヒゲの形がカギを握っているので、価格が上昇しやすいパターンと下降しやすいパターンに分けて解説しましょう。
4つの上昇パターン
まずは以下で説明するローソク足が現れた後に、価格が上がりやすくなるローソク足のパターンから紹介します。
①実体だけの陽線
1つ目は四角い実体部分だけのローソク足で、かつ始値が終値より安い陽線のパターンです。
このローソク足は価格が上がり続けている状態を表したパターンなので、その後の流れも上昇になりやすい特徴があります。
②上ヒゲの短い陽線
2つ目は①と似ていますが、上に短いヒゲが伸びているパターンです。
こちらも実体部分が長いため、価格の流れは上方向のほうが強く、その後の値動きも上向きになる可能性が高いと言えます。
③下ヒゲの長い陰線
3つ目は始値が終値より高い陰線で、長めのヒゲが下に伸びているパターンです。
ヒゲが長い場合は価格が一度は下げたものの、上方向への勢いに押し負けた可能性が高いため、その後の価格は上昇傾向にあります。
④下降中の十字線
4つ目は始値と終値が一緒になって、実体部分が潰れた十字型のローソク足が、下降中に現れたパターンです。
このローソク足は価格の流れに迷いが生じているときに現れやすいローソク足で、今までの流れが止まり出す頃に形成されることが多い形です。
価格が下降中であれば今までの下降の流れがストップして、今後は上昇に転じる可能性が高いため、このローソク足も上昇パターンに1つに含まれるでしょう。
4つの下降パターン
続いて価格の流れが下降に転じやすいローソク足のパターンを紹介します。
①実体だけの陰線
1つ目は四角い実体部分だけで形成された陰線のパターンです。
このローソク足は下降の勢いが強いことを意味しているため、今後もさらに下落が続く可能性が高いと予想できます。
②下ヒゲの短い陰線
2つ目は下ヒゲの短い陰線です。
こちらはヒゲは下に伸びているものの、長いヒゲではないため下降の勢いのほうが強いことが読み取れます。
よって今後も下落が続くと予想できます。
③上ヒゲの長い陽線
3つ目は陽線ですが上に長いヒゲが伸びているパターンです。
②と異なり、ヒゲが長いことから価格の流れに迷いが生じていることを読み取れます。
上ヒゲなら上昇の流れに迷いがある可能性があるので、今後の価格は上昇から下降に転じる可能性が高いと判断できます。
④上昇中の十字線
4つ目は価格が上昇中に現れる十字線です。
上昇パターンの④と形は全く同じですが、このローソク足が上昇中に現れると価格が上へ行くことを迷っていると推測できます。
十字線は今までの流れが転じるシグナルとも言われているため、その点を加味して取引すると予想が当たりやすくなるかもしれません。
根拠を集め分析せよ!
おそらくバイナリーオプションにおける成功者のほとんどが、自身に手法やルールに則って集まった根拠を下に取引しているでしょう。
逆に利益が伸びない、または損失が拡大してしまっているトレーダーは根拠もなく、漠然と勘を頼りに取引しています。
トレードにおいては、適切な根拠を元に分析できるかが勝敗の分かれ道になると言っても過言ではありません。
分析手法については下記のラインでも紹介しているので、興味のある方はぜひご連絡ください。