リーマンショックから投資を学べ!②~今さら人には聞けないサブプライムローンってなに?~

あなたは下記のような人にお金を貸すことができますか?

・過去1年間に30日間の延滞を2回以上している。
・過去5年以内に破産したことがある。

大多数の方が「貸したくない」と思うかもしれませんが、リーマンショックが起こる前のアメリカでは上記のような人でもお金を借りることができたのです。

なぜ上記のような信用性のないでもお金を借りることができたのか?

その理由はリーマンショックによる世界経済危機の引き金にもなった『サブプライムローン』に原因がありました。

※【リーマンショックから投資を学べ!①】はこちら

サブプライムローンとは?

サブプライムローンとは住宅ローンの一種で、返済能力の低い人たちに住宅を担保として高金利で貸し付けたローンのことです。

具体的な説明をする前に用語を説明しておきましょう。

サブ 補欠。2番目の。補助の。
プライム 優良。重要な。主要な。
ローン 貸付金

サブプライムとは優良(prime)より下(sub)という意味で、低所得者や低信用者でもローンを組めることから「サブプライムローン」と呼ばれていました。

冒頭でもお伝えしましたが、サブプライムローンは「過去1年間に30日間の延滞を2回以上している人」「過去5年以内に破産したことがある」などとった条件を満たした人を対象に貸し出しが行われていました。

一般的な感覚からすると、信用性が低いのになぜお金を借りることができたのか不思議に思うでしょう。

なぜ危険な融資ができたの?

ローンを組んだことのない人でも、これらの人に対する融資が危険なことは理解できるでしょう。

そこで通常より高い金利を設定、さらに「借りたお金で買った家」を担保にして貸したお金が返ってこなかったときの保険にすることで、融資側に不利益な状況が起きにくくするしくみが取られました。

それでも「家を担保にしても借りたお金が戻って来なかったら大変なのでは?」と思うかもしれません。

しかし当時のアメリカは住宅バブルだったので、返済が遅れても価格が上がった住宅を売ることで問題なくローンを組むことができたのです。

所得の低い人でも借りることができたサブプライムローンですが、では一般的なローンとはどのような違いがあるのでしょうか?

一般的なローンって?

車や家を買うときの購入金額は数百万円から数千万、場合によっては数億円になることもあるでしょう。

こういった大きな買い物は貯金をしっかりしてきた人でも、一括で支払いを済ませることは難しいと思います。

そこで一括で支払いができない人でも、安定した収入があることを証明することで、大きな買い物ができるようにしてくれたのがローンです。

ローンとは購入費用を金融機関から前借りして、そのあと働きながら少しずつ借りたお金を返していくしくみです。

ローンのおかげで大金持ちじゃなくても車や家を買うことができるわけですが、誰でもお金を前借りできるかというとそうではありません。

お金を貸す側の立場になってみれば、万が一にも貸したお金が返ってこなかったら貸した側は大損害を被ることになります。

だから貸す側は「一定以上の収入があること」や「収入が安定していること」などといった内容で、その人に返済能力があるかをチェックします。

サブプライムローンと一般的なローンの違い

まとめるとサブプライムローンは、

  • 低所得者や社会的信用がない人でも借りられる
  • 一般的なローンの金利より高い
  • 収入に関わる条件が厳しくない

といったところでしょう。

さて、あなたが一般的な常識を持ち合わせていれば「なぜこんな危ない”サブプライムローン”なんてものが流行ったのか?」と疑問を持つことでしょう。

実はサブプライムローンが良しとされていた数年前は、世界中の人々が危機感を持たず、その危険性について何も考えていなかったのです。

これについては次回の記事で説明したいと思います。

【近日公開予定】